京都府・機構の取組報告ブログ内詳細
第3回認知症リンクワーカー・フォローアップ研修会・連絡会を開催しました。
2017年06月27日
京都府では、府が独自に養成した京都府認知症リンクワーカーに対し、フォローアップ研修を行っております。
<開催概要>
1 趣 旨
今年度、京都式オレンジプラン(京都認知症総合対策推進計画)の最終年を迎え、「10のアイメッセージ」の本人評価の実施や本人の声を改定京都式オレンジプランに反映させるための「本人ミーティング」が開催される機会を捉え、地域ごとに本人が主体的に語れる場をつくり、そこで語られる言葉に耳を傾け、それを施策や地域づくりに活かしていく取組を推進するため、認知症リンクワーカー等支援者が、本人の声を聴くことの意義を学び、その支援の幅を広げることにより、認知症の人が住み慣れた地域で暮らし続けられる社会の構築に資する。
2 日 時 平成29年6月27日(火) 午後1時15分~午後4時15分
3 場 所 京都府医師会館3階 310会議室
4 参加者 96名
①リンクワーカー養成研修修了者:17名
②市町村認知症施策担当者、地域包括支援センター職員等:38名
③認知症の人とその家族を支えるためのケアマネジャー研修修了者:26名
④認知症疾患医療センター地域連携担当者、京都府保健所認知症施策担当者:15名
5 内 容
・講演
「認知症ととともに生きる私たちとやさしいまちを一緒につくろう
~仙台の歩みに学ぶ~」
講師:おれんじドア実行委員会代表 丹野 智文氏
認知症の人と家族の会宮城県支部副代表 若生 栄子氏
・グループワーク「地域で本人ミーティングを実施するために」
進行:認知症介護研究・研修東京センター研究部長 永田 久美子氏
アドバイザー:丹野 智文氏、若生 栄子氏
6 参加者アンケート結果(抜粋)
・本人ミーティングは自己実現のきっかけづくりになる。
・(本人ミーティングについて)最初から完成型を目指すのではなく、まずはやってみる。
・昨年、「働きたい、わずかでも収入を得たい」と包括支援センターに相談に訪れた若年性認知症の方について、障害者就労支援事業所につなげることしかできなかったが、本人の希望の実現に向けてヒントをいただいた。
7 成 果
・丹野氏の講演では、「当事者=守られるではなく、支援者の力を借りて目的を達成する主体」だという目線で接してほしいという話があり、パートナーである若生氏の講演でも、「丹野氏の講演会に同行した際に常に後ろに立ち間違いがあれば助けようとしていた、守る相手だと思っていた」と過去の反省について話をされ、パートナー(認知症リンクワーカー含む)は一方的に相手方を守るものではなく、支え合い、ともに何かを実行する関係であることを伝えることができた。
・本人ミーティング実施について、丹野氏からは「やりたい」が「やろう」に変わる際に本人に事故等があった際に誰が責任をとるのかという話になり取組が頓挫することがあるが、本人がやりたいことを行うのであって、本人が責任をとるという考え方でよいという助言があった。
<開催概要>
1 趣 旨
今年度、京都式オレンジプラン(京都認知症総合対策推進計画)の最終年を迎え、「10のアイメッセージ」の本人評価の実施や本人の声を改定京都式オレンジプランに反映させるための「本人ミーティング」が開催される機会を捉え、地域ごとに本人が主体的に語れる場をつくり、そこで語られる言葉に耳を傾け、それを施策や地域づくりに活かしていく取組を推進するため、認知症リンクワーカー等支援者が、本人の声を聴くことの意義を学び、その支援の幅を広げることにより、認知症の人が住み慣れた地域で暮らし続けられる社会の構築に資する。
2 日 時 平成29年6月27日(火) 午後1時15分~午後4時15分
3 場 所 京都府医師会館3階 310会議室
4 参加者 96名
①リンクワーカー養成研修修了者:17名
②市町村認知症施策担当者、地域包括支援センター職員等:38名
③認知症の人とその家族を支えるためのケアマネジャー研修修了者:26名
④認知症疾患医療センター地域連携担当者、京都府保健所認知症施策担当者:15名
5 内 容
・講演
「認知症ととともに生きる私たちとやさしいまちを一緒につくろう
~仙台の歩みに学ぶ~」
講師:おれんじドア実行委員会代表 丹野 智文氏
認知症の人と家族の会宮城県支部副代表 若生 栄子氏
・グループワーク「地域で本人ミーティングを実施するために」
進行:認知症介護研究・研修東京センター研究部長 永田 久美子氏
アドバイザー:丹野 智文氏、若生 栄子氏
6 参加者アンケート結果(抜粋)
・本人ミーティングは自己実現のきっかけづくりになる。
・(本人ミーティングについて)最初から完成型を目指すのではなく、まずはやってみる。
・昨年、「働きたい、わずかでも収入を得たい」と包括支援センターに相談に訪れた若年性認知症の方について、障害者就労支援事業所につなげることしかできなかったが、本人の希望の実現に向けてヒントをいただいた。
7 成 果
・丹野氏の講演では、「当事者=守られるではなく、支援者の力を借りて目的を達成する主体」だという目線で接してほしいという話があり、パートナーである若生氏の講演でも、「丹野氏の講演会に同行した際に常に後ろに立ち間違いがあれば助けようとしていた、守る相手だと思っていた」と過去の反省について話をされ、パートナー(認知症リンクワーカー含む)は一方的に相手方を守るものではなく、支え合い、ともに何かを実行する関係であることを伝えることができた。
・本人ミーティング実施について、丹野氏からは「やりたい」が「やろう」に変わる際に本人に事故等があった際に誰が責任をとるのかという話になり取組が頓挫することがあるが、本人がやりたいことを行うのであって、本人が責任をとるという考え方でよいという助言があった。